「社長の決断から始まる 企業の最高戦略M&A」柴田 彰(著)。これは従業員が数名かつ40歳以上の経営者は読んでおいた方が良いです。人はいつかは必ず死ぬし、「この会社、どうすんのよ?」って決断をしないといけない時期は必ず来るので。前半はM&Aがなぜ必要なのか?後半は実話に基づいたかなり生々しい営業現場のやり取りが臨場感溢れる内容で描かれている。これは営業で結果残して1毛作、1冊目の本を書いて2毛作、そしてM&Aのスーパー営業マンを描いたフィクション小説で3毛作いけるやつやん。
一つ気になったのは親族や古参の社員に事業譲渡をする際に結局現物資産が必要という現行制度だ。これっておそらく「お金持ちだけ資産が継続されてずるい!」みたいな発想で出てきたルールなのかなと。
でも、時々お会いする2代目、3代目の社長さんは口では「大変ですわー」と言いながらどっか余裕がある感じがするんよね。
アホなりに考えた結果、引き継ぐ直近の企業価値を毀損しておいて、相続税をおさえる。みんな徳川埋蔵金を見つけているかなのかなと。
いや、そんなことはないか。おそらく資産管理会社みたいなのを作ってゴニョゴニョやる方法があったりなかったりするんでしょうね。

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